ありあまる日常

何も感じていないようで、ありあまるほど感じていることがある日常を紹介

他人は自分のモノじゃない

事の始まりは自分が異動したことから。

前のところで数人の仲のいい人たちがいて、

大体飲みに行くメンバーといえばその人たちだった。

自分が異動するとなったとき、

自分が鎹のような役をしていたため、

大丈夫か?と異動するまでに会を重ね、

自分がいなくてもやっていけるように仕向けた。

 

いざ自分が異動して、

異動先では仮面舞踏会。

仮面を被らないとやっていけないような人たち。

疲れるな。

なんてそんなことを考えていた矢先、

前のところでは自分を除いたメンバーが

楽しそうに飲み会を重ねている。

 

この感情は何なんだろう。

なんか悲しいというか、

悔しいというか。

むかつくというか。

なんで自分を呼んでくれないんだろうか。

異動したらもう用なしですか。

 

鎹となって自分たちを繋げたのは自分なのに、

いなくなったらおしまいですか。

 

っていうどこにもあてられない感情を抱きながら、

異動先で仮面を被っている自分が

虚しくも悲しく、

苛立ちだけが残る。

 

違うか。

所詮、人は自分のモノじゃない。

思い通りに動くものじゃない。

 

じゃあ言えばいいじゃんなんて思っていても、

それを言えない自分がいて、

そういう人間関係しか作ってこなかった、

自分の過ちなのか。

 

この感情をここで吐き出して、

また仮面舞踏会に参加する。